一度は流氷体験に北海道旅行へ

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子供時代は北海道の道東の町で育った。 雪深く、冬が長いが美しい町だった。 冬に山からオホーツク海を見渡すと、巨大な氷が流れてくるのが見えたものだ。 そんな環境故に流氷は至極当たり前の現象であり、疑問に思った事は無い。

氷自体はロシアから流れてくるものだが、子供心には海の水が寒さで凍っているように見えた。 進学の為に上京し忙しいながらも楽しく暮らしていたが、ある日冬の海沿いの道を通り、ある事に気が付いた。 「氷がない」のである。
冬なのに水面がキラキラしている。 ものすごく不自然に感じると同時に、自分の中に根付いている感覚に驚いた。 こうして無性に流氷が見たくなった私は
早速北海道旅行の計画を企てた。 目指すは道東の街、紋別市である。

学友達は皆興味を示し、総勢5人での旅行となった。
こうなれば是非北海道の美味しい海産物や自然を堪能して欲しいと私はガイドに徹底する事に決めた。 日時は2月半ばに決定した。
確実に氷が漂着しているだろうと予想したからである。 大体1月から3月頃が
見頃ではあるが、自然現象であるから天候で左右される年もある。

そして予想は的中、到着した時には真っ白な氷で海岸が埋め尽くされていた。
学友達は感嘆の声をあげ、私は懐かしさで胸がいっぱいになった。
紋別では流氷を展示した科学館の様な施設があり、そこで実際の氷を触ってみる事も出来るので、 北海道旅行の際は是非立ち寄ってみるといい。

そして冬ならば絶対に食して頂きたいのが牡蠣やタチ等の海産物だ。
こちらも学友達が絶賛し、私は美味しい物を食べて育ったんだなあと実感した
のであった。 牡蠣は特に東京ではなかなか食べられない新鮮さと大きさである。 生、焼き、蒸しなど色々な食べ方が出来るが元北海道民としてはやっぱり生が
お勧めである。

夏の北海道も爽やかで素晴らしいが、神秘的な氷、厳しい寒さ故の海の恵みはやっぱり冬こそ北海道、と言わざるを得ない。